成功体験が一番危険!? 人に教えるときの注意点
どうも!
体育会専用就活コンサルタントの佐藤です。
今回は元アスリートが引退後にしている
職業でも一二を争うくらい
人気な業界の指導者(主に教員・コーチ・トレーナー)
について解説します。
特に指導者になった時に失敗しやすい
思い込み・先入観について深掘りします。
これから指導者を目指す方・
指導者でもっと知見を深めたい方
はぜひ参考にしてみてください!
今現在のスポーツ界では、
日々新しいトレーニング論や指導法が
世界中でインターネットの普及により
誰でも簡単に調べられるようになりました。
海外の選手のトレーニング風景は
練習メニューを公開しているチームもあります。
世界中で繋がれて無限に情報が
手に入れられる時代だからこそ、
指導者は情報の取捨選択をしながら
適切な切り取りをして指導に活かす
必要があります。
金メダリストと同じ練習をすれば
金メダリストになれる。
と思っている指導者は流石にいないかとは思います。
ここまでではなくても近いことを
してしまっている方もいるのでは?
上記のような法則がもし適用されるのであれば、
スポーツってつまらないですよね。
だって金メダリストのコーチが教えた選手しか
金メダリストになれないってことになります。
でも今の現実は全く違うものですよね?
名門チームの指導者・名伯楽と呼ばれる
コーチたちは確かに経験と技術があります。
その人たちが育てた選手は可能性の面では有利です。
しかし全く無名のチームから世界記録を出したり、
オリンピックで金メダルを取った選手たちも、
スポーツの長い歴史の中でたくさん生まれています。
見るたびにどんどん練習方を変えていって、
昨日まで「●●が大事だ!」と言っていたのに
今日は「●●はもう時代遅れだ!」
なんて言ってしまっている方は、
いますぐ指導法を見直してみましょう。
もちろん世界レベルの選手を参考にするのは、
手っ取り早く選手を成長させられる
可能性が高いし説得力もあります。
なぜならその方法で上達して現在
世界レベルになっている人を真似してるから。
しかし、その選手たちも実は子供の頃は
全然違うトレーニングをしているかもしれません。
まずはベースを作ることから始めているかも。
何にせよ今ネット上で出ている情報が全てではない
ということを自覚し、取捨選択して自分たちの
育てる選手たちにピッタリのあなた”オリジナル”の
メニューや指導法を確立させる。ことを目指しましょう。
WEBで簡単に情報が手に入る
今だからこそ、指導者自身が
その情報を理解し、腹落ちさせて
活用できる”応用力”が一番大切です!
もちろん世代が変われば見る選手も変わるわけで、
指導法も当然変わります。変わるはずなんです。
自分たちが行っていて
成長できたトレーニング法や、
自分が教わったコーチや先生たちの
練習メニューをそのまま使って
指導している人はいませんか?
自分の成功体験をそのまま伝えれば
自分たちの教え子も同じように上達する。
そう思ってそのまんまで伝えても、
それは今の時代で言うとYouTube等で得た情報を
そのまま伝えているのと変わりません。
「自分たちがこうやって育ってきたから」
と言う理由で指導していたら、
結局のところ”自分の成功体験の押しつけ”
になってしまっているんです。
自分がこうだったからもこうに決まっている!
ではなく、自分の時はこうだったけど
今の選手たちにも当てはまるのかな?と
常に正解を探究し続けることが大切です。
(正解は常に変化し続けますが)
ちなみにこれについは今後の記事で
詳しく書いていこうと思いますが、
コーチが「自分がそうだったから選手たちもそうだろう。」
と言うスタンスで指導に当たってしまっていました。
以前によくあったいわゆるコーチ絶対主義が
長い間日本のスポーツ界の主流になったことで、
選手もそうですがコーチたち指導者も考えて
改善する思考を失っているケースが増えてきています。
スポーツ界全体で最優先に取り組まなければいけない、
僕はこれが”日本のスポーツ界全体のレベルが
底上げする最も簡単な改善点”
だと考えています。長い時間をかけなくても、
意識改革をすれば全員ができるようになるからです。
僕は体育会専用のキャリアコンサルタントとして、
主に学生アスリートを指導している立場にありますが、
根元の部分にはスポーツ界の成長に普通とは違った
アプローチで貢献したい。といった気持ちがありました。
今後僕の仕事や今スポーツ界を良くする為に頑張っていただいている
たくさんの方々の努力が、いつか目に見える形で出てくれば
僕としては本当に嬉しいです。今日は以上!ありがとうございました!