アスリートの理想像についての違和感。
どうも!
体育会専用就活コンサルタントの佐藤です。
今回はアスリートの使命とは?
について書いていこうと思います。
こちらは昨今のスポーツ界において、
アスリートの立ち位置に関して
誤解している方が多いでのはないか?
という疑問を感じられるような場面が
最近多く見られるため、
自分の考えを一つ書いていこうと思い
記事にしようと決意しました!
最近のニュースを見ていると、
女性アスリートが化粧をしたり、
アスリートが現役中に複業をしたり、
ビジネスを立ち上げたりすることに対して、
「競技に集中せんかい!!!」
と声を上げる方が必ずいます。
「遊んでいないで自分の競技に集中しろ!!!」
と言わんばかりに激しめの批判をして
SNSを賑わせていらっしゃる方が多いです。
そんなコメントをされている方々に、
一言物申したく存じます。
「心配しなくても皆頑張ってますよ?」
今の時代報道、SNSでアスリートの
普段の姿も簡単に見れるようになりました。
昔はアスリートが競技をしている姿しか
見れなかったですが、様々な手段により
それが公開され誰にでも見れるようになりました。
決して昔と比べてアスリートの生活が
格段に変わったわけではありません。
トップアスリートも人間ですから
普通に外食も化粧もします。(当然です)
そんな中で上記のような批判が増える事、
よく言えば誰でもアスリートの普段の生活まで
見れる機会が増えたしプロモに活用できる手段でもある。
しかし悪く言えば、そのような
遊んでいないで競技に集中しないと!
と心配してくれている方々が増えた事も事実。
確かに昔は私生活を削って練習し、
必死で努力をした結果に美徳を感じる
という方は多かったと思います。
しかし勘違いしてはいけないのは
最近になって急に、ではなく誰だって
オフの日はリフレッシュが必要ですし、
休みがあるからまた頑張れる、というのも真理です。
確かに並大抵の努力では世界で戦うことはできない、
練習を必死に行うことは絶対に必要不可欠です。
しかし、休日を切り取られたその選手の一部を見て、
こいつは全然練習していない!と決めつけるのは
違うのではないか?と思っています。
現に今世界で戦ってくれている選手たちは
皆さん相当な努力をされて今に至っています。
僕が大好きな言葉に、
「努力しても成功するとは限らない。
しかし成功者は皆努力している!」
というものがあります。
はじめの一歩というボクシング漫画の
鴨川会長(コーチ)のセリフです。
絶対に努力は必要です。必要ですが・・・
生活の一部だけを見て
こいつは全然努力していない!
と決めつけるのは勝手すぎませんか?
これって日本の労働環境も似ていると思います。
残業せずに早く帰ることをよしとしなかったり、
私生活を犠牲にして仕事に打ち込むことが美徳。
そんな考えが以前は主流でした。
しかし時代は変わり、今は働き方改革の最中。
残業は厳しく制限され、給料を上げるには
自らの生産性を上げるのが
求められる時代。
仕事もスポーツも同じで、
それだけやっていれば良いんだ
という時代は終わりを告げようとしています。
終身雇用制度は破綻が目に見えており、
管理職なのになんのスキルも持たないミドル世代が
転職に苦しんでいる、そんな声も
あちこちで聞きます。
そんな時代で勝ち残っていくために必要なのは、
やっていればいつか結果が出る
という待ちの姿勢ではなく、
結果が出るためにはどうすれば良いんだろう?
と考えて実行できる人材です。
アスリートも社会人も基本は全て同じ。
課題を発見したり伸ばせるポイントを分析して、
目標に向かって自走できる力
が求められます。
だからこそ今学生でスポーツ、部活をしている。
目標を定めて個人で、チームで取り組んでいる。
そんな経験はその手前段階の最高の練習です!
今現在スポーツをしていて、
これから社会に出ていく方々は、
そういった意味でも
本当に今の時間を大切に!
してください。
そうすれば自ずと自分のレベルは上がります。
目の前の自分の競技を精一杯頑張ることが、
社会に出るためのトレーニングになる。
そう考えるとワクワクしませんか?
ここで注意しなければいけないのは、
最初に言った「全てを削って競技だけに集中」
状態を作らないようにすること。
むしろ「結果も出したいし、自分の時間も大切に」
こういった思考ができて、
「では結果を出すため(生産性・効率を上げる)に
どうしたら最短で目標までいけるのか?」
このスタンスを常に持ち続けられる人は
間違いなく社会に出ても活躍できます!
なので現在アスリートの皆さんは競技で、
社会人の皆さんは仕事や副業で、
この思考ができるようなトレーニングをしましょうね!
本日は以上です!
最後まで読んで頂きありがとうございました!